Les Sang et Or

Jリーグ名古屋グランパスサポの日記です。

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古賀正紘の移籍によせて。

年末に古い「Number」誌を整理していたのである。
当然のことながら,ついつい読みふけってしまって整理にはなりゃしないのであるが,パラパラめくっているうちに,こんな記事を見つけたのである。
題して,「[徹底討論]2002年の主役は誰だ?」

掲載は1996年6月20日発行の394号,特集は「カウントダウン日本五輪代表。」である。
アトランタ大会直前,ブラジル戦を控えての前園真聖や西野朗のインタビュー,負傷で離脱した小倉隆史のドキュメントなどがメイン記事。中田英寿がまだまだ下っ端扱いであるところが懐かしさを誘う。
その他の記事といえば,キリンカップで来日した新ユーゴ代表の紹介,そのキャプテンとしてのストイコヴィッチのインタビュー,京都サンガの開幕15連敗,明大ラグビー部北島忠治監督の訃報,そして2002年W杯が日韓共催に決定したことを伝えるレポート・・・
件の記事は,加藤久と水沼貴史の対談で,来るべきその2002年大会において,いかなる選手たちが我が日本代表の中核を担っているか予想するという企画であったのだが,
記事中かなりのスペースを割いてある一人の選手を取り上げていた。

加藤 (五輪代表の)下の世代でひとり名前をあげれば,東福岡の古賀正紘ですね。今,17歳です。
水沼 3年生ですよね。
加藤 今はユース代表に入っているけど,この年齢で,あれだけの判断の速さを持っているのはちょっといない。
 だから何でも出来る。ストッパーでも,リベロとしてディフェンスリーダーにもなれる。
 ──その能力は,天性のものですか。(司会田村修一の発言,引用者注)
加藤 元々はフォワードだったのを,ディフェンスにコンバートしたんです。彼はサッカーに取り組む姿勢もいいし,エクアドルのU-17世界選手権にも行ってきた。僕が見た中ではピカイチです。
 若い頃からディフェンダーとして光っている選手は,実はなかなかいないんです。井原のように,大学生のときに代表に入って,あとはずっと不動のレギュラーでいける選手だと思います。若いうちに入ればね。
加藤 これからのディフェンダーは,相手を止めるだけとか,ボールをつなぐだけじゃなくて,自分でリーダーシップをとれるし,前線にも組み立てのパスを入れられる。あるいはインターセプトした後で,一気にオーバーラップできる。(中略)そんなオールラウンドな能力をもった選手が,たまたまゲームでは,監督から相手を止める役割を与えられる。そうなれば自分たちがゲームを支配しながら,サッカーができる。(中略)高いレベルに行くためには,バックの選手がもっと攻撃のセンスを磨かないと。(中略)古賀はそれを持っている。


カトキューまさにベタ惚れ状態であった。
当時加藤久は,いわゆるネルシーニョの腐ったミカン事件で既にJFA強化委員長を辞任してはいたが,直前まで代表強化のトップの立場にあった。その加藤が,自らの目で見たうえで,古賀には井原正巳の後継者として相当な期待を寄せていたことが伺える発言である。
古賀正紘は,「超高校級」どころか,将来の日本の屋台骨を背負って立つ存在に成りうる素材と見られていたのである。

この翌年,東福岡高校を卒業することになる古賀正紘は,Jリーグ全チームが争奪戦を繰り広げた末,我が名古屋に入団した。
あれから10年。
だがしかし,残念ながら古賀正紘は,加藤久が期待したような選手になることはなかった。
そのプレースタイルは,攻撃センス溢れるオールラウンドなディフェンダーという姿には程遠かった。
はっきりと言うと,彼は単なる身体能力頼りのストッパーにすぎず,カバリング能力に優れた外国人CBと組ませないとどうにも使い物にならなかった。そしてその結果,代表の主力はおろか,声がかかることすらなく・・・
名古屋の環境が悪かったのか,本人の資質だったのか。
まあ,サッカー,いやスポーツ界において,期待された若手が伸び悩むなんてことは,それこそどこにでも転がっている話ではある。

この10年間の自分を思い返してみても,古賀正紘に対しては,どうしようもなくバカなプレーに対して罵声を浴びせているシーンしかほとんど思い浮かばないのである。
珍しく落ち着いたプレーが続くと「今日の古賀は良い古賀だなあ」と言ってきたくらいである。それでも昨シーズン,負傷離脱するまでの古賀のことを「良い古賀だ」と言う頻度が増えてはいたように思う。

その古賀正紘が,柏レイソルのオファーを受けて完全移籍するのだという。
正直驚きである。
何が驚きかというと,現在の,はっきり言わせてもらえば,前途洋々だった高校時代から見れば,およそ見る影もないほど腐ってしまった古賀正紘に,現状の閉塞感をブレイクスルーしようというエネルギーがまだ残されていたことにである。
自らが置かれた状況に埋没していくことについて,彼が,いまだそれほどまでの危機感を抱いていたとは,よもや想像できなかったのである。

その決断がよりによってこのタイミングなのかよ,という気はするのであるが,まあ,その辺りの空気の読めなさ加減もバカな古賀らしいといえばらしいのである。

さらば古賀正紘よ。
結局10年かかっても名古屋がお前を独り立ちさせることはできなかったな。
柏じゃ,お前のケツ拭いてくれる奴は期待できないぞ,せいぜい気張れよ。

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  1. 2007/01/10(水) 18:59:12|
  2. グランパス
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

以前、グラTVかなにかでスパイクのこだわりを選手に尋ねるという企画がありました。藤田、直志、吉村がかなりのこだわりを熱く語った後に古賀が登場。「白けりゃなんでもいいっすよ。」このあたりが古賀のよいところであり悪いところであるのかなと感じました。柏との対戦が楽しみです。
  1. 2007/01/13(土) 11:07:36 |
  2. URL |
  3. りょうたろう #-
  4. [ 編集]

>りょうたろうさん

先週のグランパスTVにも出ていて,サムいコメント連発してました。極めつけは,名古屋戦で点取って耳に手を当てる例のリケルメポーズやりたいとの一言。
泣かせてやりますよ!
  1. 2007/01/16(火) 21:00:39 |
  2. URL |
  3. astin #-
  4. [ 編集]

コーナーキック、あいつに合わせよう…
  1. 2007/01/16(火) 22:29:50 |
  2. URL |
  3. やす #-
  4. [ 編集]

弟は福岡の左SB(左WB)古賀誠史(横浜FM-福岡)でしたっけ?
こっちのほうが存在感もあるし、攻撃力も高いと思う。。。
  1. 2007/03/02(金) 16:05:08 |
  2. URL |
  3. #khh0Oikc
  4. [ 編集]

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