Les Sang et Or

Jリーグ名古屋グランパスサポの日記です。

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被イエローカードを総括する

2006Jリーグ アンフェアなプレーに対する反則金(Jリーグ公式)

毎年恒例,アンフェアなプレーのチーム別ランキングと反則金額が発表された。
昨年は107ポイントの10位と,順位ともども凡庸な成績に終わったこのランキングであるが,今年の名古屋は,137ポイントというなかなかの好スコアを叩きだし,2位川崎をハナ差でかわして,堂々のワースト1位獲得である。

内訳を見てみると,警告81回,警告2回による退場5回,出場停止試合17試合で137ポイント。一発レッドカードによる退場が1回もないにもかかわらず,よくぞここまでポイントを稼いだものだ。
これはひとえに日頃の地道なイエローカードの収集による成果であるわけだが,一体今年名古屋の選手が受けてきたイエローカードの状況はいかなるものであったのか,少し記録を精査してみた。

以下は,今年のリーグ戦の記録とイエローカードの状況をJリーグ公式記録を参考にまとめたものである。
節,対戦相手,スコア,主審,名古屋が受けた警告回数,対戦相手が受けた警告回数の順に並んでいる。
名古屋の選手については,選手名,警告の種類(Cn),シーズン通算の警告回数<n>を記した。警告の種類を示す符号については,チーム全体の合計とともに,下記に記載している。


 1C大阪3-2 片山1(キムC5<1>) 相手0
 2清水 0-2 穴沢2(有村C1<1>,キムC2<2>) 相手1
 3鹿島 0-0 山西2(キムC1<3>,キムC1<4>→CS) 相手1
 4福岡 1-0 吉田5(須藤C2<1>,吉村C2<1>,秋田C2<1>,古賀C2<1>,大森C2<1>) 相手2
 5大分 0-3 松尾1(増川C2<1>) 相手0
 6浦和 0-0 高山2(有村C1<2>,キムC1<5>) 相手0
 7京都 1-1 長田3(キムC2<6>→累積,有村C1<3>,平林C2<1>) 相手0
 8新潟 1-2 東城3(有村C2<4>→累積,中村C2<1>,本田C3<1>) 相手0
 9川崎 0-2 片山0 相手0
10F東京1-2 高山0 相手1
11横浜M1-1 上川2(キムC2<7>,山口C1<1>) 相手2
12磐田 2-2 家本1(キムC1<8>) 相手2
13広島 2-3 長田3(吉村C1<2>,川島C1<1>,本田C1<2>) 相手3
14G大阪1-5 奥谷2(中村C2<2>,キムC2<9>) 相手0
15大宮 2-0  東城2(山口C2<2>,古賀C1<2>) 相手2
16千葉 3-2 松村1(キムC2<10>→累積2試合停止) 相手2
17甲府 5-1 吉田1(山口C1<3>) 相手1
18磐田 3-1 西村4(本田C2<3>,大森C1<2>,本田C2<4>→CS,楢崎C5<1>) 相手1
19川崎 2-4 穴沢3(秋田C2<2>,大森C1<3>,渡邊C2<1>) 相手0
20G大阪3-3 柏原1(古賀C1<3>) 相手2
21鹿島 1-2 家本8(増川C2<2>,本田C1<5>,大森C1<4>,杉本C2<1>,秋田C1<3>,スピラールC3<1>,大森C1<5>→CS,藤田C3<1>) 相手3
22広島 0-0 村上2(藤田C1<2>,スピラールC2<2>) 相手1
23新潟 3-1 岡田3(キムC5<11>,スピラールC2<3>,ヨンセンC5<1>) 相手4
24横浜M1-2 東城1(キムC1<12>) 相手1
25大宮 4-1 高山2(山口C1<4>→累積,キムC1<13>) 相手0
26F東京1-2  吉田0 相手1
27清水 1-1 松村2(藤田C2<3>,山口C2<5>) 相手0
28甲府 1-2 前田3(キムC1<14>,ヨンセンC3<2>,キムC2<15>→CS) 相手0
29千葉 2-1 松尾2(中村C2<3>,杉本C1<2>) 相手2
30大分 1-0 西村2(キムC2<16>→累積2試合停止,ヨンセンC1<3>) 相手3
31浦和 1-0 長田6(藤田C2<4>→累積,本田C2<6>→累積,吉村C4<3>,中村C2<4>→累積,杉本C4<3>,楢崎C5<2>) 相手1
32C大阪1-1 柏原3(渡邊C1<2>,渡邊C1<3>→CS,ヨンセンC3<4>→累積) 相手1
33福岡 2-0 西村5(山口C2<6>,キムC2<17>,楢崎C5<3>,藤田C5<5>,本田C2<7>) 相手2
34京都 1-0 村上3(山口C2<7>,大森C1<6>,ヨンセンC2<5>) 相手3

【警告の種類】
C1:反スポーツ的行為 30回
C2:ラフプレイ        37回
C3:異議                5回
C4:繰り返しの違反      2回
C5:遅延行為            7回
C6:距離不足            0回
C7:無許可入            0回
C8:無許可去            0回
CS:警告2回による退場 5回


このように,名古屋は総じて対戦相手より多く警告を受けていることがわかる。
これは残念ながら特定の主審についての話ではなく,誰からもであって,ちなみに,警告数の多さで相手チームと勝負してみると,19勝8分7敗と圧倒的な戦績である

(この7「敗」には,家本,柏原,西村の各氏によるものが含まれており,これら各氏に対する名古屋サポの反応が,かなりの割合で被害妄想に過ぎないことが明らかである。だいたいサポという人種は,有利な判定をしてもらったことはすぐに忘れるが,その逆は・・・ムニャムニャムニャ)。

名古屋は,片山氏や(最近の)高山氏のように,できるだけイエローカードを使わずに試合をコントロールするということを心がけていると思われる主審のときですら,相手よりは多い数の警告を受けてしまっているのであって,SR諸氏の担当試合においてはなおさらである。

さて,今度は,警告の種類を見てみる。
一見して明らかなように,名古屋が受けている警告は,反スポーツ的行為とラフプレイによるものがほとんどである。
とくに目立つのはラフプレイの多さ。
前線の高い位置から激しくプレスに行くスタイルが,「ラフ」と見られていることは想像に難くない。アグレッシブとラフはまさしく紙一重なのである。
ちなみに,名古屋のラフプレイによる警告回数37回というのはこの部門1位だが,同2位は,前線からガツガツ行くチームの代表格である甲府の35回。以下は,セレッソ32回,浦和31回,マリノス31回,福岡31回と続く。
これに対し,ダーティな手段で相手の突破を止めたりした場合に科せられる,反スポーツ的行為に対する警告については,福岡の37回が1位で,以下,鹿島33回,広島32回と続き,名古屋の30回は川崎,大分と並んで4位である。

どのような種類の警告が多いかを見ると,何となくチームのプレースタイルが見えてこないだろうか。

次に,被警告回数と種類について,選手ごとの内訳は以下のとおりである(なお,9位以下は回数のみ記載)。
1位 キム・ジョンウ 17回(C1:7回,C2:8回,C5:2回)
2位 山口 慶 7回(C1:3回,C2:4回)
    本田圭佑 7回(C1:2回,C2:4回,C3:1回)
4位 大森征之 6回(C1:5回,C2:1回)
5位 藤田俊哉 5回(C1:1回,C2:2回,C3:1回,C5:1回)
    ヨンセン 5回(C1:1回,C2:1回,C3:2回,C5:1回)
7位 中村直志 4回(C2:4回)
   有村光史 4回(C1:3回,C2:1回)
9位 楢崎,秋田,スピラール,古賀,吉村,渡邊,杉本 各3回
16位 増川 2回
17位 川島,須藤,平林 各1回
番外 フェルフォーセン ベンチ入り停止1試合


おおかたの予想通り,キム・ジョンウがぶっちぎりで1位。
J1全体でも,2位ストヤノフ&戸田和幸の13回を大きく引き離して,堂々の警告王である。
出場25試合で17回の警告を受け,2度の警告による退場を2回喫し,出場停止試合数じつに7試合。
反則ポイントの計算方法にあてはめると,たった1人で40ポイントを叩き出し,チーム全体のポイントを大きく押し上げた形。とくに響いたのは,2回目以降の警告累積に科せられる2試合の出場停止処分を二度も受けたことである。出場停止試合1試合につき3ポイントなのでこれはでかい。
ジョンウがどの主審から警告を受けたかという点についても,特定の主審に目を付けられているというわけではなく,まんべんなく誰からも平等にイエローカードを受けている。
参考までに言うと,彼が家本政明氏から受けた警告は1回だけである。
※もっと参考までにいうと,チーム全体で見ても,家本氏から受けたのは,警告9回と2度の警告による退場1回であるから,これによる反則ポイントは,(警告累積への影響を無視して)単純計算すると10ポイント,これは137ポイント全体の0・7パーセント7・3パーセントにすぎない(※数字訂正しました。割り算すらまともにできんとは我ながら情けなしorz)。もちろん家本氏については,途中で「消え」たことが大きいのかもしれないが・・・
※さらにあくまでも参考までに,名古屋が受けた警告回数を主審ごとにまとめると以下のようになる。これにもとづいて特定の審判をバッシングする目的はさらさらないので,念のため。
  家本 2試合 合計9回 平均4・5回
  長田 3試合 合計12回 平均4回
  西村 3試合 合計11回 平均3・6回
  岡田 1試合 合計3回
  前田 1試合 合計3回
  穴沢 2試合 合計5回 平均2・5回
  村上 2試合 合計5回 平均2・5回
  吉田 3試合 合計6回 平均2回
  東城 3試合 合計6回 平均2回
  柏原 2試合 合計4回 平均2回
  上川 1試合 合計2回
  奥谷 1試合 合計2回
  山西  1試合 合計2回
  松尾 2試合 合計3回 平均1・5回
  松村 2試合 合計3回 平均1・5回
  高山 3試合 合計4回 平均1・3回
  片山 2試合 合計1回 平均0・5回


話を戻すが,ジョンウが今年受けた警告の内訳を見てみると,ラフプレイ8回,反スポーツ的行為7回,遅延行為2回である。これだけもらっていて一発レッドがなく,また異議による警告が1回もないことに驚かされる。
彼に与えられた警告のほとんどは,スライディングタックルによるものではないかと思われる。
相手のドリブル突破に対して後方からひっかけて止めた場合は反スポーツ的行為,フィフティボールに飛び込んで相手の足を刈った場合はラフプレイという感じではないだろうか。
そこで行かなくても,という無理な場面でスライディングに行っているシーンも確かに見られたのだが,多くの場面は,守備組織の綻びからこぼれ出て来た相手に対し,それ以上の展開を許さないために一撃で「殺す」タックルである。
言い換えれば,今季,キム・ジョンウという男は,誰か他の奴が守備をさぼった場合の後始末を一人で一手に引き受けてきた形なのである。
その警告数の多さをもって,「学習しない」と非難するのは簡単であるが,それではチームとしての進歩は望むべくもない。来季,他の選手が各自奮励努力し,ジョンウが後始末を強いられる場面が減るように,守備組織がいっそう改善されることを期待するものである。

なお,他の選手がどのような種類の警告を受けたかということを見てみるのもなかなか興味深い。
例えば山口慶は,回数こそ少ないが,内容としてはジョンウと同様の汚れ仕事をこなしていることがうかがえるし,
ラフプレイが少なく反スポーツ的行為が多い大森の警告内容からは,近年のスピードの衰えからか,少々ダーティな手段を駆使して相手選手を倒す場面が増えていることが想像できる。
さらに本田に関していえば,形式的にはサイドバックのポジションに置かれたことで,相手のサイド攻撃と競り合うことが多くなり,そこで強いられる(技術的にはやや稚拙な)タックルがラフプレーと取られているケースが多いように思う。


看過できないのは,フローデ・ヨンセンが受けた5回の警告のうち,2回が異議に対してのものである点。
審判の間においては「外国人選手は,判定の不服に対して,『日本の審判にはどうせわからないだろう』と思って,母国語で罵倒語を発することがあるが,これらについても決して放置することなく,毅然とした態度で警告するべし」という方針が徹底されているようである。
この方針のゆえ,おそらく審判のなかには,その言葉の意味がわかっていないにもかかわらず,「そのようなシチュエーションで発せられたからには当然異議の意味である」と決めつけて,警告を発している人物が,誰とは言わないが,存在していると僕は確信している。
いくらそれを不条理だといって批判したところで,異議による警告の数が減るとは考えられない。まずしなければならないことは,現状へのアジャストである。
ヨンセンに対して日本の古い諺を贈りつつ,この総括を終えたいと思う。


口は災いのもと!

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  1. 2006/12/21(木) 13:17:31|
  2. グランパス
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:3
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コメント

ご苦労様です。

これまた見事な分析、完璧なまでに同意します。
金正友が重ねた警告は他の選手でシェアすれば良い事であり、即ち警告撲滅の一助になるのです。
警告の数はピクシーを越えましたが(笑)、金ちゃんのようにファイトする選手は貴重です。
彼の警告の数を減らすことが浮上への最大の鍵かと?

astinさんも指摘していますが、終盤のヨンセンが貰った警告の数こそ見過ごす訳には参りませんね。

散見した「制裁金→審判に責任転嫁」の思考回路には片腹痛し(笑)。
  1. 2006/12/21(木) 20:27:12 |
  2. URL |
  3. クロゴマ #wtcrA5jo
  4. [ 編集]

>クロゴマさん

ねぎらいのお言葉ありがとうございます。
どうして年末進行の忙しいときに限って,
こういう時間のかかることをやりたくなってしまうのでしょう(苦笑

金ちゃんの場合は,熱くなって無意味に貰っているイエローじゃないですからね。
中西永輔も膨大な数のイエロー貰いながら一発レッドは一回もないとか聞いたことがあります。



  1. 2006/12/22(金) 10:38:52 |
  2. URL |
  3. astin #t1xMek0c
  4. [ 編集]

正友のカードは飯ちゃんのオウンゴール同様
いい意味で納得してます。

多分、正友のカードが無ければ制裁金は減るけど、
順位賞金は無かったと思う。
  1. 2006/12/22(金) 21:17:25 |
  2. URL |
  3. やす #-
  4. [ 編集]

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制裁金

これね。 色々と愚痴ろうと思ったけど、1つだけ… まさかこの金、こいつの研修費用
  1. 2006/12/22(金) 21:18:14 |
  2. yas's bar

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  シラフで見てられるわけがねえ

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