Les Sang et Or

Jリーグ名古屋グランパスサポの日記です。

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UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝 バルセロナ2-0ベンフィカ

スコアレスドローだった先週の第1戦に続き,舞台をバルサのホーム「カンプ・ノウ」に移しての第2戦。

いやあ,杉山茂樹が昔言ってたとおり,アウェイゴール2倍ルールってのを考えた奴は天才だなと。
【ルール:第1戦と第2戦での合計得点がタイだった場合には,アウェイでの得点を2倍でカウント】ということはですよ,第1戦0-0だったこのケースだと,アウェイのベンフィカは先にホームのバルサに1点取られても,1-1に追いつきさえすればアウェイゴール2倍ルールで勝ち抜け。
試合はまるでこのルールの面白さをアピールするために書かれたシナリオがあるかのように展開した。

前半開始早々,バルサMFファンボメルの浮き球が,ペナルティエリア内でベンフィカMFペティートの手に当たりPKの判定。蹴るのはもちろんバルサ10番ロナウジーニョ・ガウショ。しかしベンフィカGKモレットは,第1戦後半の素晴らしい出来がまだ継続しているのか,ロナウジーニョのキックを完全に読み切りセーブ。あまりに早過ぎる失点を防いだ。

PKという最大最高のチャンスを易々と与えられて,そしてそれを外すというのは,サッカーでよく見られる負けパターンの一つである。バルサファンである僕としてはこの時点で,そこはかとなく「いやーな予感」を抱えていた。おそらく,バルサの選手監督関係者サポーターもそうだったのではないだろうか…。


ところが,そこから大した時間も経たないうちに,「いやーな予感」が気持ちのなかで熟成されてくるよりも前に,素晴らしい形の先制点がバルサに生まれた。
献身的守備でボールを奪い,超高速切り返しでベンフィカDFアンデルソンを突破したカメルーンの輝ける宝石サミュエル・エトーが,ニアサイドに走ったヘンリク・ラーションが作ったスペースを横断する速いグラウンダーをファーサイドのロナウジーニョに送る。さきほどPKをストップされているロナウジーニョ,完璧な面で捉えたグラウンダーのボレーが,GKモレットの城壁を破ってゴールマウスを貫いた。
ゴールを決めた直後,嬉しそうな悲しそうな微妙な表情を見せるロナウジーニョ,それだけPK失敗の意味を重圧として感じていたという証しか。

こうして前半1-0とリードしたバルサだったが,ベンフィカにはまだアウェイゴールというとっておきの切り札がある。
バルサとしては1-0では安心するにはまだ足りぬ。かといって1-1にされれば負けである。
「追いつかれること=負けること」というこの構図が,バルサの選手の意識にどのように働いたのかは知る由もないが,僕の目には,2点目を取って試合を決めにかかるという気持ちよりも,1点を取られることに対する怯えがやや上回っているように映った。
とくに,開始早々にイエローカードを出され,勝ち上がったとしても警告累積で次戦出場停止になってしまったデコが,その後試合全般を通して,彼らしからぬ消極的なプレーを繰り返すのがとても気になった

後半開始,1点追いつければ勝てるベンフィカ渾身のカウンターアタックが徐々に精度を増していく。この試合先発でCFに入り,何度オフサイドを取られてもめげることなくラインギリギリの飛び出しを繰り返していたファブリツィオ・ミッコリに次第にボールが渡り出す。クーマン監督は,ジェオバンニに代えギリシャ代表MFギオルギウス・カラグニスを投入。
そして後半16分,右サイドを抜け出したミッコリから中央へ走り込んだ左WGシモン・サブローサへ絶好の浮き球,バルサDFプジョルはミッコリに引っ張られ,シモンをマークできない。思わず目をつぶりたくなる大ピンチ。
しかし,かつてバルサのレギュラーを張ったこのポルトガル代表がワントラップして慎重に放ったシュートはゴールマウスの左へ外れていった…

怖い。終了間際1点取られて負けるイメージがぐるぐると頭をよぎる。
選手にも恐怖心があるのか,焦ったようなプレーが目立つ。MFイニエスタ,右SBベレッチが軽率なドリブルでボールを失う。とくにベレッチが中途半端に持ち上がると後方に広大なスペースを与えてしまう。
そんな焦りの間隙をつき,バルサゴールを襲うカラグニスの強烈なミドル。GKバルデスがギリギリで掻き出す。

勝っているにもかかわらず,胃がキリキリするような展開にフラストレーションが高まってくる。

そんな閉塞感を一気に解放してくれたのは,またしてもエトーの,厭うことのない守備からだった。
ベンフィカDFのトラップが大きくなったところを死角から襲いかかってかっさらい,こぼれ球がロナウジーニョに渡ると見るや反転して裏スペースへ猛烈なダッシュ。ロナウジーニョの対角パスは,エトーと同じイメージを共有して,FWジュリを追い越して飛び出したベレッチへ。何故お前がそこにいる!
ベレッチからエトーへふわりとしたクロス,これをジャンプして胸トラップしたエトーは,慌てず騒がず,ワンバウンドさせた跳ね際をボレーシュート,ゴールネットに突き刺して,試合を終わらせた。

その瞬間のカタルシス。
ああ,これを味わいたくて僕はサッカーを見続けているのだ。

トータルスコア2-0でバルサが準決勝進出。
相手はインザーギの一発でリヨンを土俵際で蹴落としたミラン,相手にとって不足なしである。
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  1. 2006/04/07(金) 00:34:55|
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フットボール?
あんな馬鹿馬鹿しいもの
  シラフで見てられるわけがねえ

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