Les Sang et Or

Jリーグ名古屋グランパスサポの日記です。

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名古屋地区におけるプロスポーツについて考えた

もう2週間くらい前になるのだが,今年初めてプロ野球を観に,ナゴヤドームに出かけた。平日のナイトゲームで,カードは中日対オリックスのセパ交流戦。
平日開催で,相手が不人気球団の代表格(オリファンの方スイマセン),かつ集客的には目玉となりえたかもしれない清原は欠場という状況ではいたしかたないのかもしれないが,かなり空席が目立った。そういえばダフ屋の姿もほとんど見ない。
ナゴヤドームは,いつの間にこんなに客が少ない球場になってしまったのだろうか。

ここ数年の中日は常に優勝争いに絡んでいるし,やってる野球もファンの贔屓目を抜きにしても面白い,と思う。守備ではかなり高確率でビッグプレーが出る。攻撃は井端荒木の絡みから福留ウッズの長打までバラエティ豊か。投手陣も正統派から軟投派までいろいろなタイプのピッチャーを取りそろえている。落合の采配も基本的にはオーソドックスではあるが,研ぎ済まされた勝負勘が随所に見られ,野球をよく知っているなあという印象である。

面白くて,強い。
それでも,客が入らない。

名古屋地区で客が入っていないのはもちろん野球だけではない。
瑞穂でも,豊スタでも,ここ数年ずっと,ゴール裏以外の客の不入りが目立つ。
これはグランパスが弱いからだろうか?
ここ1~2年の成績の悪化と観客動員とは特段リンクしていないように感じる。空席が目立つようになったのは弱くなるより前だ。

何かもっと,興業としての根本的なところに原因があるような気がしてならない。

思うに,スポーツというのは,それを見ることによって喜びを得られるかどうかが多分に偶然によるという性質を持つ娯楽である。
しかしすなわち(6/2修正),スポーツというものは,応援したからといって,自分のチームが必ず勝つとは限らない。
サッカーに至っては,応援しているチームが得点してくれるかどうかすら定かでないという困った競技だ。
要するにプロスポーツというのは,金を出し,また,時間を費やして見に行ったとしても,それによって喜びが得られるかどうかが偶然的な,娯楽としてはとても非効率的な娯楽なのである。何をもって喜びとするかはもちろん人それぞれであろうが。

これに対して,金を出せばまず一定の喜びが確実に保証されるという娯楽があり,こちらには人が順調に入っているようだ。それは例えば,劇団四季のミュージカルであったり,万博であったり・・・(プロレスやプロ格闘技も,どちらかといえばこちらに分類されるのかな)。
僕は結局一度も万博に行かなかったし,劇団四季にも行ったことがないので,推測で語るしかないのだが,こちらで得られる喜びというのは,プロスポーツに比べると非常に効率的なものなのではないか。金と時間をかければ,それに見合った喜びがまず確実に与えられる娯楽。


つまり,名古屋人は,娯楽を選択する際に効率や確実性を優先しているということになる・・・のだろうか?
勝利を得るか否かという皮相的なところにしか喜びを見出すことができず,それが偶然的にしか与えられないスポーツになんか,金も時間もかけられないってことなんだろうか?
これは単なる僕の思いつきにすぎないが,もしも,名古屋地区におけるプロスポーツ動員低迷の原因がこういうところにあるとしたら,この状況を覆すのには相当手こずると思う。多少の営業努力でどうにかなるものではない。

スポーツを見に行くという行為は,本来,効率とか経済性とかそういう世俗的なものとはあえて距離を置いた,それ自体で一つの文化的行動であると思うのであるが・・・。

W杯が始まる。
「祭り」の後残るのは何だろうか。
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  1. 2006/06/01(木) 23:41:52|
  2. スポーツ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

確実性と重なるかと思いますが、スポーツ観戦に対してブランド的な価値を見出せないのではないでしょうか?
ブランドは「確実≠安心」であり、即ち他人とは離れていない。 異なる事、人と違う事を恐れているのではないでしょうか?
ただ救いなのは、祭壇で自ら狂いだす人の絶対数がサッカーに比べるとプロ野球(中日)ファンの方が多いのは紛れも無い事実…

万博もそうでしたが、周囲が騒ぎ出してそれに乗り遅れまいとする好奇心の面をかぶった受動的態度。
外からの評判を聞きつけてか、望むべきお祭り騒ぎ(優勝争い→決定の瞬間)でなかぎり足は向かない状況ですね。


四季等の舞台は観た経験が皆無なので何ともいえませんが、フィギアスケートの村主文章のショートプログラムを観た経験を参考にすれば演ずる競技者(役者)の表現力に圧倒されるのかもしれませんね。
私自身の経験では村主ワールドに吸い込まれてしまい、長野五輪でフィギアスケートのチケットが瞬時に売れた理由が身体で理解しました。

もう一度万博で一言…
燃え尽き症候群や遺品集めに奔走している人は数多く居るが、未練がましく余韻を引きずるのではなく、市民総出で狂ったお祭り騒ぎを自分なりに消化して祭り後を冷静に且つ熱く育んでいる人は果たしてどれだけいるのだろうか?
  1. 2006/06/02(金) 00:57:20 |
  2. URL |
  3. クロゴマ #wtcrA5jo
  4. [ 編集]

>クロゴマさん

コメントありがとうございます。
うーん,ブランドかあ・・
確かに名古屋人は他の地域と比べてもブランド崇拝がキツイ気がしますね。
自分で価値を見出すことをせず,他から,「これがイケてます,これを買えば安心です」というものを与えられることだけで満足している。その意味で非常に権威主義的ですね。

要は,「一人一人が個人として自律していない」ということに帰結するのでしょうか。
うーむむ・・・
  1. 2006/06/02(金) 12:25:21 |
  2. URL |
  3. astin #-
  4. [ 編集]

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フットボール?
あんな馬鹿馬鹿しいもの
  シラフで見てられるわけがねえ

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