Les Sang et Or

Jリーグ名古屋グランパスサポの日記です。

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08J1第6節 アウェイ清水戦@日本平

1.冥府の魔王,日本平に降臨!
パルちゃん&こパルちゃんwithグランパスくん



2.美しき先制ゴール

名古屋のスタメンは不動。
GK楢崎,DF竹内・麻也・バキ・阿部,MFマギ・直志・吉村・小川,FWヨンセン・玉田。
さて,ハードスケジュールだった先週からの疲労回復の度合いはいかに。

清水のスタメンは右SB辻尾に代わっての市川に青山・高木・児玉の4バック。
中盤の構成は,藤本の欠場もあってかダイヤモンドからボックスに変更,
伊東輝と本田拓でドイスボランチ,
二列目にフェルナンジーニョと枝村という名古屋の二大天敵を配備。
FWはマルコス・アウレリオと矢島。
そしてGKは西部ではなく山本海人。

序盤から,清水の様子を探るような素振りも見せず,
全艦全砲門開いての総攻撃を敢行する名古屋。
人数をかけての崩しで両サイドともに制圧。
面食らったか中盤の守備が後手に回る清水を,速いパスで翻弄する。
ゴールラインに再三逃げる清水だが,
何本か続いた名古屋のCKは,
青山・高木という「山脈」を越えるボールを上げてファーで折り返し,
2タッチ目で決めるという狙いが明らかで,次第にゴールの匂いがしだす。

先制ゴールは4人目の動きまで使う,素晴らしく組織的な形。
阿部のパスを受けた玉田のヨンセンへのワンタッチヒールは結構アバウトだったのだが,
玉田に入る前に既に動き出していた"3人目"吉村のサポートの距離と角度とタイミングが絶妙,
ヨンセン迷わずワンタッチで吉村を使う。
そして"4人目"小川もまた,ボールが吉村に入る前に既に市川の裏を取り始めている。
その姿を当然視界に入れている吉村,2タッチで間髪入れずに裏へ送り込む。
どうやら小川の位置を見失っていたらしき市川の前でボールを保持した小川。
シュートの角度は少なかったが,GK山本海人がファーのコースを切るために伸ばした左足を,
トゥキックで必要最小限だけボールを浮かして越したボールがサイドネットへ流し込まれる。
シュートセンスあふれる技巧的なゴールと,
ボールを引き出すために人が走った結果としての連動とが相まって,美しい形の先制点が決まった。

狭いねライン

早い時間でサイド攻撃が機能して先制点を取れた名古屋。
思ったようにパスが回せない清水の不調を見てとり,
かさにかかって攻めにいくかと思いきや,
先制後はある程度意識的にリスクをヘッジした攻め方になる名古屋。
例えば,
インターセプトしたバキがドリブルで清水ゴール前まで持ち上がったボールを受けた,
マギヌンのシュートシーン。
ボックス外右45度からの浮き球パスをブロックされた跳ね返りをもう一度拾ったマギヌン,
今度はダイレクトでシュート。
GKが絶対に届かないゴール左上を狙ってのシュートはマウスを外れていったが,
あの瞬間,マギヌンの頭にあったのはおそらく,
 今バキが上がってきていて名古屋ゴールは手薄
  ↓
 ボールをロストしてカウンターを食らうわけにはいかない
  ↓
 ここでこねるのはマズい。シュートで終わろう
  ↓
 しかし下手にGK正面に打ってキャッチでもされては,すぐさまフィードを許してしまい,結果的にボールをロストしたのと同じになってしまう
  ↓
 ここはGKが届かないファーサイドへのシュートだ。外れても構わない。

というような思考経路ではなかったかと思われる。
このマギヌンという男,お気楽そうなルックスに反して,相当にサッカーを知っている。
いったい全体,ブラジル人というのはどこでこういうことを学ぶのか?


3.コントロールした試合,ということの意味。

後半は,明らかにリスクをコントロールしたサッカーになる名古屋。 
それが証拠に,ボールホルダーを追い越すプレーの回数が目に見えて減り出す。
アウェイで1点リードというシチュエーションをできる限り有効に使おうというのか。
確かにこの日の清水,不調とはいえ,1点返しさえすれば蘇生しそうな雰囲気はあった。
そしてそのとき間違いなく変わるであろう日本平の空気。
2点目を取ることより,1点を返させないことに統一されたかのように見える名古屋の意識。

攻撃参加人数が減った結果,
シュートまでいけずに清水DFにボールを奪い返されることが多くなる名古屋。
だが,そこで清水の反撃がようやく始まるかと思いきや,
ボールを失った瞬間の名古屋の守備への切り替えは異様に速く,
攻撃を組立てさせる前に協力プレスでボールを奪い返してしまう。
実に見事なボールハンティング。

しかし,マイボールにして攻めに出ても,やはり人数はかけない攻撃。
名古屋がちょっと攻める,清水に奪われる,すぐさま名古屋が奪い返す,また名古屋がちょっと攻める・・・
孫悟空をコントロール下におくお釈迦様のような,と言ったら言い過ぎか。
 
唯一ピンチになるとすれば,
マギヌンのドリブルがひっかけられてターンオーバーとなったときなのだが,
フォローについている直志が,すぐさま寄せてターンオーバーし返してしまう。
これがいかにチームを楽にしていることか。

そして後半唯一のリスク要素だったマギヌンをもひっこめて杉本を投入し,
完全なカウンター仕様にモデルチェンジしてしまう名古屋。

ゲームをコントロールしているのは明らかに名古屋,点を取られる要素はほぼない。
しかし,追加点を取る雰囲気もない。
見ている我々とすれば,
正直,
「あの名古屋ちゃんに,リスクを冒さずにアウェイで1点守りきるような高度なことができるわけない」
と思っているので,
早く2点目を取って欲しくてしょうがない。
しかし少人数のカウンターが実を結ぶ確率は低い・・

と思ってたら,最後の最後で,決まってしまうカウンター。
前節に続き小川から杉本だ。
あの時間にあれだけ長躯できる小川のスタミナを褒めるしかない。

これで勝負アリ。さらにロスタイムにはクロス婆さんまで導入しての完封。
ボールのみならず,ゲーム全体をコントロールしての,したたかな勝利。


4.コントロールされた攻撃サッカー

美しい1点目を目の当たりにしただけに,もっとああいう攻撃が見たかったというのが正直なところ。
しかし,リーグ戦ここ6試合の「2点目」の取り方(ないし,取れちゃい方)をちょっと見て欲しい。

 京都戦 取れず
 浦和戦 追加点 相手GKの大ポカ
 大分戦 勝越点 サイド攻撃
 大宮戦 勝越点 カウンター
 横M戦 追加点 カウンター
 清水戦 追加点 カウンター

これに対して,「1点目」は,CKで取った大宮戦を除いて,すべてサイド攻撃である。
一見して明らかなように,現在のところ,
名古屋のあのサイド攻撃が発動してゴールにつながっているのは,
同点ないしビハインドの状況でだけなのである。

かつてヨハン・クライフは「1-0で勝つより,攻めきって4-5で負けた方がよい」と言ったが,
我らが大将に戴くセルビア人はそれよりもう少しだけリアリストである。

スポ新には
「テレビでセリエAの試合をやっていても,私はチャンネルを変えて,大宮と新潟の試合を見る。守備的な試合はつまらない」
「毎週の順位は気にしない。私の使命は,組織されたモダンで攻撃的なフットボールを植えつけることだ。結果は後からついてくる」
という,なんか言うことまで師匠に似てきた大将のコメントが紹介されているのだが,
どうしてどうして,あの,食えないジジイの弟子の言うことを頭から信じては・・・
 ※とはいえ,これを大宮樋口監督が聞いたらさぞかしうれしかろうな。

名古屋の『攻撃サッカー』を額面どおりに受け取ってはならない。
それは巧妙にリスクをコントロールされている。

これは一種のジレンマであるが,
我々が名古屋に対して,最後まであの美しい攻撃サッカーを望むのであれば,
相手に先行されたり,追いつかれたりして窮地に追い込まれなければならないのである。

そう,我々は,
古(いにしえ)の山中鹿之助のように天に祈りを捧げねばならない。
「願わくば,我に七難八苦を与えたまえ!」と。


5.パルちゃんは良い子でした

パルちゃんは負けた試合の後にもかかわらず,
バクスタの名古屋サポのためにファンサしてくれるとても良い子でした。
試合後のパルちゃんとの交歓

「パルちゃん目線お願いしまーす」と呼んだらちゃんとポージングしてくれました。
パルちゃんポーズ

とっても殺伐とした雰囲気でバスを出待ち(=ある意味で)していた清水ゴル裏の方々とは,
とっても好対照でした。
どアップパルちゃん

バス囲みの是非について語る立場にはありません。
しかし一つだけ言えることは,
我々名古屋サポにはこの道は残されていないということです。
ピクシーと我々はまさしく一心同体,後は決してない背水の陣です。
クラブにその覚悟があったかどうかは知りませんが,
少なくとも我々サポはその覚悟を持っていなければなりません。
それがピクシーという唯一無二の偶像を担いでしまったことの「意味」です。
ゆめゆめお忘れなきよう。
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  1. 2008/04/15(火) 00:47:06|
  2. グランパス
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まだ本物ではない。 でも完全勝利…

J1リーグ第6節 名古屋グランパス2-0清水エスパルス@日本平スタジアム 「良いペースで試合を進め、我々が試合をコントロールした試合でした」とは大将の弁… ごもっとも。(^o^;A 客観的に見ても、終始名古屋がこの試合の主導権を握っていたと断ずるでしょう… ..
  1. 2008/04/15(火) 21:51:26 |
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