Les Sang et Or

Jリーグ名古屋グランパスサポの日記です。

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J1第14節 川崎戦2-2


昨年4月,瑞穂で行われた川崎戦,正直私はかなり打ちのめされていました。
川崎の強さに。名古屋の弱さに。
そして,いつの間にか両チームの間に絶望的とすら思える差が開いてしまった事実に。
これが埋まる日はいつになるのだろうか。
ヨンセン加入後の8月のアウェイでも,マルコンとジュニーニョに蹂躙され,こっぱみじんに負けました。

強い。川崎は。
昨年対戦したなかで,単純な力の差を一番感じたチームは,浦和でもガンバでもなく,このチームでした。

そして昨年オフ。
とうとう名古屋を出ることを決断した川島の移籍先は,他でもないその川崎でした。
これは,お互いにとって素晴らしい決断ではありました。
J1屈指の強豪であるにもかかわらず,移籍即スタメン確実という稀有のチームを見つけた川島。
ほとんど唯一といってよいウィークポイントを見事にふさいだ川崎。
川島の才能(※ただしロングキックの精度を除く)を,あたら飼い殺しにするという罪悪感からようやく逃れることができた名古屋サポ。

そして今シーズン。
昨年リーグ2位の成績を得てACLに参加することに加え,
今や完全に各年代の代表選手の安定供給元であるだけに,過密スケジュールに苦しむことが予想されていた川崎。
しかし,始まってみれば見事ACLでグループリーグ突破。
国内戦でも,ややドローが多いものの上位は堅実にキープ。
マルコンに代わる左サイドMFフランシスマールのシーズン前の離脱に加え,
私も記事にした我那覇のドーピング問題という突発事項はありましたが,
足腰の強さを見せて大事に至っていません。
ACLの舞台は,このチームについては負荷どころか、成長の促進剤として働いているかのようです。

名古屋にしてみればますます遠くなる川崎の背中。
この差を少しでも埋めていくためには,もはや直接対決で詰めていくしかない。
いままだ地力をつけつつある,その過程にある我がチームではありますが,
勝ったり負けたりを繰り返しつつも上位グループに食らいつけている現状,
いくらなんでも昨年のような惨劇の再現はないはず。

というわけで,今年のホーム戦の舞台は豊スタ。
朝からの激しい雷雨が,激闘の序章となりました。

豊スタ初登山を果たした川者の皆さん

この日の川崎は我那覇が体調不良,マギヌンに故障発生で,
FWは黒津とジュニーニョの2トップ。
MFはトップ下に#24大橋正博。
一時は横浜Fマリノスのスタメンを掴んだかに見えた彼も,〔Fマリ→水戸→Fマリ→新潟→Fマリ→ヴェルディ→川崎〕と渡り歩き,今や流浪のジャーニーマンです。
#14中村憲剛とボランチを組むのは,〔柏→鳥栖→柏〕の#17落合正幸。
左サイドは,昨年ベガルタ仙台でキャプテンを務めたにもかかわらず,シーズン後戦力外にされるという憂き目を見た,#26村上和弘。
今季既に3ゴール,フランシスマールの穴を見事に補う大活躍。
そして右サイドはご存じ,DQNの中のDQN(笑),#19森勇介。
今年は関塚監督から途中交替を告げられてブチギレ,あやうくクビになる寸前でしたが,
素早く丸坊主にし何とかセーフ。
なんとその翌月にオシム御大からA代表候補に選出されるという,本人が一番驚いたであろう不測の事態発生。さらに翌月は長男誕生。もう誰も彼を止められません。

最終ラインの3バックは,右から箕輪,寺田,伊藤という,
なんかもう往年のアーセナルの"フェイマス・フォー"を彷彿とさせる,手堅すぎる3人。
これに加えてGKは,移籍するなりA代表に呼ばれたことで,評価の高さを改めて世に知らしめた川島永嗣。

さて試合は。
いきなり動きました。


開始早々米山のロングフィードからヨンセンの落としに反応した杉本の飛び出しに対し,
びっくりしたのか寺田周平が背後からのボディアタックで止めてしまいます。開始15秒。
主審は西村雄一,時間が早すぎることにもまったく動じることなく,毅然としてPKの判定。
この辺はさすがにSRの仕事です。

PKを蹴るのは通算98ゴール藤田俊哉。川島の読みは完璧でしたが,ここは俊哉の貫禄勝ち。サイドネットに突き刺して名古屋先制。
川崎に一度も触らせないうちにPK奪取しての先制,隣で見ていたクロゴマ師が「オランダ対西ドイツ・・」と呟きます。
もちろん74年西ドイツW杯決勝,オランダの開始早々のボール回しに西ドイツが一度もボールにさわれないまま,ベルティ・フォクツがヨハン・クライフを倒してPKを与えたあのシーンのことです。あの試合,PKで先制したオランダは,ゲルト・ミュラーの異能の前に,結局は逆転負けを食らったのでしたが・・

早い時間に先制することができた名古屋,しかし,この試合がこのまま終わるわけがないことは誰しも感じていたはずです。


思わぬ形で失点した川崎でしたが,中村憲剛を中心とした滑らかなボール回しから,徐々に名古屋の左サイドに狙いを定めていきます。
本田&阿部という,どちらかといえば攻撃能力重視で選手起用されているこのサイド。
川崎のような本格的かつスピード感溢れるサイド攻撃に晒されるのは,この試合が初めてかもしれません。


本田が中で仕事する時間が長いため,サイドの守備が阿部一枚という場面が目立ちます。
その阿部の守備がいかにも軽い・・・あれで大丈夫かなあ・・・。
不安的中,前半22分,ルックアップ技術にかけては天下一品中村憲剛から,右サイド日本代表候補であらせられる森勇介様へ。
阿部との1対1を楽々制して縦に仕掛けた森のクロスはやや浮きましたが,
良い動きでフリーになっていたジュニーニョが,これまた素晴らしい右足インサイドボレー,
これが楢崎の股間を破り,川崎同点。


案の定(?)追いつかれた名古屋,その後は一進一退の攻防。
川崎は黒津のシュートが楢崎正面,
名古屋は大森のクロスからのヨンセンの惜しいヘディングや,本田の右足(!)ミドルが川島をチビらせたものの(笑),いずれも枠に行かずで,
両者勝ち越しはならず,1-1で前半終了。

後半。
川島のキックがノータッチでラインを割るところを見て,
「ここだけは基本的に大宮時代からまったく変わってないなあ」と余裕をかましていられたのは最初だけ。
徐々に川崎の洒落にならない攻撃に肝を冷やす場面が増えていきます。
箕輪・寺田のセットプレーでの高さ。
黒津のスピード。
ジュニーニョのクイックネス。
憲剛の飛び出し。

この流れで先に点取られたらそれを跳ね返すのは相当厳しい,そう思っていた矢先,なんと名古屋が勝ち越し。
20分,名古屋のCKからの流れ,敵クリアをうまく拾ったジョンウが残っていた吉田麻也にフィード。ボールに追いつきざまマーカーの村上をぶっとばした麻也,中央のヨンセンへ右足でいいクロス。
ヨンセン豪快に叩きつけて久しぶりにヘディングでのゴール!

夢を見ました。2分間だけ。

22分,リード直後にもかかわらず中途半端に前がかりになる名古屋。
前線にやや過大と思える人数をかけながらもボールをロスト,
右サイドのハーフウェーライン付近で張っていたジュニーニョにつながれます。
本田も阿部も上がっていたため,ジュニに対応したのは麻也。
この場面,私は思わず「カードでいいから倒せ~」と叫んでいましたが,
ビデオで見直すとそもそも対応が1テンポ後手になっていて,あそこでスライディングにいっても止めるのは,たぶん無理でしたね・・・

突破したジュニーニョは右サイドからクロス。
飛び込んできたのは失点直後黒津に替わって投入されていたFW#16鄭大世。
地元出身,愛知朝鮮高級学校から朝鮮大学校へ進み,朝大初のストレートJ1チーム入団を果たしたエリート。北朝鮮代表への選出も決まっています。
※しかし,彼は,ルーツは北で,民族教育も受けていますが,国籍は韓国のはずなんですよね。このあたりはどうなってんのかな・・?

思い切りよく突っ込んできたテセに当たったんだか,大森に当たったんだか分かりませんが,ボールは楢崎を破って川崎同点。嗚呼。

やはり勝つには3点取るしかないのか。
ここで名古屋は,ここ数試合ベンチで根腐れていた中村直志を俊哉に替えて投入。
久々の登場となった直志,チームの救世主になって・・・くれない(涙
やる気はあると思うのですが,パス・トラップ・クロス,ことごとく試合勘に欠ける感じ。やはりサブで出すような選手ではありませんね。

以後は両者なかなか見せ場も作れず,2-2,痛み分けのドロー。見ている方も神経を使って疲れた試合でした。

2点目取った後,もうちょっと試合を「殺す」ことのできるメンタリティーがあればアップセットも可能だったかもしれませんが・・・
まあ,タラレバ言ってもしょうがないですね。しっかりと糧にして欲しいと思います。


少なくとも去年よりは川崎との差が詰められたかな,と思います。
まだ背中を追ってる状態ではありますが。いつの日か必ず実力で伍していきたい,改めてそう思った川崎戦でありました。

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  1. 2007/06/13(水) 03:35:27|
  2. グランパス
  3. | トラックバック:2
  4. | コメント:4
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コメント

あのー、差などありません。
ないからドローなんです。
名古屋ぜんぜん強いです。うまいです。

エイジくん、いい若者ですね。

また、よろしく。
  1. 2007/06/13(水) 11:31:32 |
  2. URL |
  3. フロ #-
  4. [ 編集]

お疲れ様でした。
ありがとうございました。

私はどちらかといえば「サッカーにも判定がある」と考える方なんで,
その意味でいえば,ユナニマス・ディシジョンでこそないものの,スプリット・ディシジョンで負けたくらいの差はあると感じましたよやはり。

またいい試合をしましょう。
  1. 2007/06/14(木) 00:28:24 |
  2. URL |
  3. astin #t1xMek0c
  4. [ 編集]

またまたTBできないので、コメントさせていただきます。
去年の対戦を思えば、この川崎戦は上出来だと思っています。もちろん、これで満足していたらいけないのでしょうけれど、現実的に考えれば、よくぞ勝ち点をとれた!と私は喜んでいます。
川島は、やはり今年になっての経験値の積み重ねが大きいみたいですね。残ってほしかったですが、川島にとっては良い選択だったのでしょうね。
  1. 2007/06/15(金) 22:24:44 |
  2. URL |
  3. のすけの母 #lli.r0dY
  4. [ 編集]

ウェブリブログからFC2に対してTB飛ばないという障害が他でもあるようです。
なんかセキュリティのレベルの問題らしいですが・・
どうにかしてほしい。

「足るを知る」と申します。
今はまだ飛躍のための準備のときと信じましょう。
  1. 2007/06/18(月) 22:04:46 |
  2. URL |
  3. astin #t1xMek0c
  4. [ 編集]

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&quot;YOU CAME BACK&quot; &#039;07J1第14節 名古屋2-2川崎@豊スタ

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  1. 2007/06/13(水) 18:09:37 |
  2. 鯱生活 -DAWN AND GONE-

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  1. 2007/06/13(水) 20:28:49 |
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