・試合前、丸坊主のマギヌンがお詫びに来る。
・「
大山詣り」というおめでたい落語がある。
リンクを張ったWikipediaの記事にもあるように、この噺は、
「昔の日本人は髪には神が宿ると考えていた。髪を取られることは首を取られることと一緒なのだ。
だから昔の人は、悪いことをしたとき、丸坊主にすることで謝罪した。それは彼らにとっては、
自らの命を差し出すことと同等のことを意味したのである」
というマクラがないとちょっと現代人には理解しがたい。
何故熊五郎は、あんな陰湿な嘘をついてまで仲間のおかみさんたちの頭を
丸坊主にしてやろうと思うほど腹を立てたのか、というところが腹に落ちるためには、
いかに髪の毛を大切にしていたかということを予備知識として持っておく必要があるのだ。
ブラジルにもそんな信仰はあるのだろうか。
・その意味では巨人の二岡の中途半端な刈り方は、
丸坊主にするということの意味がまったくわかってないと言ってよい。
美容院で何て言って注文したんだお前は。
「丸刈りつってもちょっとオシャレげな感じで」とか何とかか?バカ。
・神戸讃歌にはブーイングしないけど柏バカ一代にはブーイングする名古屋サポは
結構空気を読めているかもしれない。
・キックオフしたボールをチュンソンにかっぱらわれるという爆笑コントから試合開始。
先が思いやられる。
・走れているときのフランサは本当に恐ろしい。
・足に吸盤がついている系のトラップで悠々といい体勢になり、急所急所をつくパス。
・パスを出すだけでなく、出した後すぐに動いてあっと言う間にフリーになり、
その動き自体がパスを受けた味方に対する「次はココ!」という指示になっている。
・しかも広範囲に動き回るので捕まえようがない。
トップ下に構えてくれたらもっと楽なのだが、完全にフリーポジションなので、
誰が見りゃいいんだか訳がわからず混乱する。
・ポポや太田やチュンソンとしてみりゃ、とりあえず攻撃はフランサにいったん預ければ
後は何でもやってくれるので頭を使う苦労がなく、スペース見つけてそこへ走るという
単純作業でよいから非常に効率がよい。まるで往年のピクシーと岡山・平野のようである。
・はっきりとしたフランサ依存。しかしこれは良い依存である。
・助かったのはシュートに関してのみフランサの日でなかったこと。
正直前半0-1か悪くすれば0-2くらいでの折り返しでも全くおかしくなかった。
・しかし後半。走れなくなると一気にフランサの怖さが薄れていく。
・こうなるとフランサ依存は悪い依存になる。
・後半投入の慶が素晴らしい出来。直志の運動量を補完して余りある動き。
ここは大将の目が確かだった。
・サイドMFとしてスタメン起用された俊哉。
一体どう動くのか周りにわからんので使いようがなく絡みようがないという感じ。
もうちょっと楽な展開のときに試用しておきたかったか。
・で、俊哉に代えてマギヌン登場。
・こういうときは気合いが空回りして自分で自分でと行きたがるのかと思いきや、
結構落ち着いていて球離れも早い。これは事件がいい方向に出たか?
・玉田が鎌田をぶっとばしてサイドの小川に。
小川のクロスはヨンセンに合わず右サイドでマギヌンが拾う。
切り返してシュートか!という予想を裏切り、エゴを捨てヨンセンに丁寧につなぐマギヌン。
ヨンセン巧みに半回転トラップ。ノルウェーでは攻撃的MFもこなしていたというさすがのボール扱い。
で、普通あの反転からだと身体が流れて枠を外しそうなものなのだが、
素晴らしい体幹の力で強烈なシュートをポストぎりぎりに枠内へ。菅野ノーチャンス。
・苦しい中リードできたことでようやく目の前の古賀正紘にブーイングする心の余裕が生まれる。
・だんだん小林パンゾーが右向いた瞬間からブーイングを始めるようになる(笑
・そうすると古賀もだんだん意地になって無理してロングパスとか通してこいつらをビビらせたい
という色気を出すようになり、案の定失敗して嘲笑を浴びることに。
・相変わらずメンタルが弱い。
・あ、でも成長してる部分もあるんですよ。靴ひもがほどけなくなった(笑)。
結び方を変えたかもしれない。
・しかしパワープレーで上がった最初のプレーで手使ってアタックして二枚目って。
・相変わらずIQも低い。
・ところでお前、瑞穂で点取ってリケルメの耳当てポーズやりたいって言ってなかったっけ。結局、こっちを意識しすぎなんだよ。こっちもだけどさ。
・だから今後とも仲良く喧嘩していこうぜ。「
次はもう出ない」とか寂しいこと言わないでさ。な。
・三連敗免れ、上位戦線に踏みとどまることができた名古屋。木曜日は万難を排して磐田に出動です。
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- 2008/07/14(月) 20:21:24|
- グランパス
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